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廃業状態に近い店が多い理美容業界、その打開策は?

Posted on | 2月 14, 2017 | No Comments

小山秀男の日々雑感理美容業界の現状は厳しい。廃業とまではいわないまでも、それに近い状態の店が増えているのが、いまの理美容業界だ。

市場規模は縮小を続け、総務省の「サービス産業動向調査・平成26年及び平成27年拡大調査」によると、2014年にはすでに2兆円を割り込んだ。2014年の市場規模は1兆9719億円、一昨年、昨年とさらに縮小している。

技術者一人当たりの年間売上も他産業に比べ、大きく見劣りする。理美容以外のいわゆる美容系職種よりも低いのでは、せっかくの国家資格が泣く。

しかし、市場が縮小するなかで、工夫を凝らした営業で、業績を伸ばしている理美容店もある。例えば、前髪だけのカット、部分染め、セットだけなど、ワンポイントのメニューで売り上げを伸ばしている店だ。通常のメニューだと小1時間はかかるが、ワンポイントのメニューなら、空いた時間で手軽にできる。業界全体でみれば少数に過ぎないかもしれないが、要は工夫次第、やり方次第である。

理美容業界がおかれた苦境から抜け出すには、このコラムで再三提言していることだが、カット&ブロー中心の営業から脱却することだ。同じようなサービスを提供していては、客の取り合い、低価格化に陥る。
カット&ブローに代わる技術として「匠の技」、つまりピンカールや結上げ、アップスタイルの導入を提言しているのだが、これは一朝一夕で修得するのは難しい。しかし、カット&ブロー一辺倒の営業から脱するためにも、寸暇を惜しんで習得に励んでもらいたい。とくに業界の将来を担う若い美容師さんに頑張ってほしい。

一方で、簡単に手早く導入でき、しかも効果のある技術も苦境を脱するために有効である。そんな技術はあるのあろうか? 探せばある。ビューティワールドや健康博覧会などの展示会に足を運べば、理美容店で導入できそうな新技術、新製品は結構ある。
身近なことろでは、筆者が主宰している日本免疫美容協会が新たにはじめたカッピーという、カッピング技術である。これなどは簡単に導入でき、育毛、美肌などへの効果が期待できる。

いづれにしても、カット&ブロー中心の営業では、先細りは間違いない。他店との違う特徴あるメニューを導入することが、厳しい経営状況が続く理美容サロン業界にあって、生き残りの術になる。

【小山秀男氏のホームページ】
http://www.koyama-lab.com/

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タグ: サービス産業動向調査, 小山秀男の日々雑感

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