すでに2兆円を割り込んでいる理美容市場
Posted on | 1月 30, 2017 | No Comments
理美容市場は、2010年ごろから縮小トレンドに向かっている、といわれています。
2兆2千億台だった市場規模が、緩やかに縮小している、といわれていましたが、急激に縮小していることを示す、政府データがあります。このデータによると、理美容市場は2014年には、2兆円の大台を割りこんで1兆9719億円になっています。
昨年(2016年)発表された総務省の、サービス産業動向調査・平成26年及び平成27年拡大調査結果(速報)です。
この調査によると、2014年には理容市場は4034億円、美容市場は1兆5685億円です。
2012年には2兆1312億円、2013年は2兆0828億円、そして2014年には1兆9719億。2年間で7%ほど縮小しています。理容市場は2013年から2014年の1年間で13%も縮小しています。
前年比1%前後の縮小といわれていた理美容市場ですが、サービス産業動向調査ではその縮小幅は意外に大きく、理美容市場は急速に縮小しているのかもしれません。
ちなみに矢野経済研究所発表の理美容市場は、2014年は2兆1758億円です。
2012年2兆2410億円、2013年2兆2087億円と縮小していますが、緩やかです。
縮小する理美容市場ですが、1000円カットの業態店や、3千円ほどの料金でカットとヘアカラーを行う業態店は急速に拡大しています。一般の理美容店は、政府の発表する数字以上に売上を減らしていることがうかがえます。
「緩やかに」か「急速に」かは、データを扱う業界メディアよりは、現場の理美容店の経営者のほうが直感的にわかることだと思います。
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