金融機関の審査は、最短でも1ヵ月
Posted on | 1月 30, 2017 | No Comments
美容室開業の資金調達計画 その2
「融資の相談や必要書類の手配は早めに対応」
美容室開業までのスケジュールを、添付の表のように整理してみました。
それぞれの支払い時期に対応して、現金を用意したり、開業資金融資を準備します。
開業資金融資でまずおさえたいのが、融資の対象となるのは、工事費と設備費用の部分ということです。そのため、広告費を含めた運用費等は、現金で準備しておく必要があります。
また、融資を依頼する金融機関にもよりますが、融資の実行が決定する前に、不動産契約費用や、工事の着手金の支払いをしてはいけない場合もあります。
空家賃を減らして開業をなるべく早くしたいとあせる気持ちもありますが、ここは、融資実行が決まってからしか、賃貸契約ができない、工事の正式発注はできないことなど、事前に情報を得ておき、それぞれの関係者につたえておく必要もあります。
融資を依頼するにあたって、手続きに時間がかかることも、注意しておきましょう。
必要書類をそろえたり、金融機関が審査する期間があるからです。
金融機関の審査には、最短でも1ヵ月はかかると予定しておくといいでしょう。
できれば、開業したい不動産物件を決める前に、設計工事会社を決めておき、必要に応じて金融機関へも前もって相談しておき、借りられる目途を立てておきます。
多くの場合、不動産を「ここにしよう!」と決めてから、設計・工事会社を選定し、内装プランをたてて、そしてやっと融資依頼手続きをされますが、融資実行時期が、そこから1ヵ月かかるとなると、どうしても空家賃が発生してしまいます。
相見積だけで、設計・工事会社を決めず、相性のあうところを、不動産物件を決定する前に決めておくといいのは、タイムリーに融資実行と開業までのスケジュールを勧められるところにも利点があります。
次回は、開業資金を借入する場合の自己資金のバランスについてお伝えします。どうぞお楽しみに。
(著作:和田美香 「はじめての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中)。
タグ: 夫婦二人で開業する!こだわり美容室, 独立開業, 資金計画