2016年ネイル市場は2247億円の見込み
Posted on | 10月 6, 2016 | No Comments
日本ネイリスト協会が「ネイル白書2016-17」発行
日本ネイリスト協会(JNA)が発行した「ネイル白書2016-17」によると、2016年のネイル市場規模は2247億円が見込まれ、微増ながら拡大傾向を維持している。
同白書は、2008年以来、隔年で発行、今回で5回目。ネイル産業に携わる人たちが、最新の動向を把握するための指針として役立つデータを網羅している。
2016年10月5日開いた記者会見で概要などを発表した。
サマリーは次の通り。
・市場規模の推移
ネイル産業全体の売上は、2015年には2223億円と推計され、2016年には2247億円に達すると見込まれており、緩やかながら拡大している。消費者へのネイルの浸透は進んでいるものの、セルフネイルの広がりなどによって、市場の大きな割合を占めるネイルサロンの売上は緩やかな伸びにとどまっていることが主な要因となっている。
・ネイルサロンの動向
ネイルサービスを行う店舗(ネイルサロン他)は、2015年現在で2万4450店舗を数える。都市部を中心に競争が激しくなっており、市場から撤退する店舗も多いものの、依然として参入する店舗数か撤退数を上回ると予想されており、今後も施設数は増加すると思われる。ネイルサービスの販売金額は2015年で1655億円となっている。出店数の鈍化に伴って販売金額の伸びは低いものの依然として市場は拡大している。
・消費者の動向
消費者の動向を見ると、ネイルの愛好者を中心に、自分でネイルを行う“セルフネイル”が増える一方で、ネイルサロンのサービス価格引き下げ競争から、新たにネイルサロンを利用するケースが見られる。実際に過去1年間のネイルサロンの利用率は2割を超えるなど、若干増加がみられた。消費者のネイルへの関心は高く、8割はマニキユアを塗るなどをしているが、その多くはナチュラルでベーシックなネイルを求めており、消費者二一ズに対応したサービスの提供が課題のーつとなっている。
「ネイル白書2016-17」
・体裁:A4サイズ、253頁
・定価:本体6万円+税
・発行:NPO法人日本ネイリスト協会
・制作:総務委員会ネイルマーケットリサーチプロジェクト
・調査協力機関:株式会社富士経済
タグ: ネイル市場, ネイル白書, JNA