設計と工事を分けるが同一会社と契約するパターン
Posted on | 2月 29, 2016 | No Comments
美容室内装工事の見積書の正しい読み方(全7回)その5
前回は、設計費がどうきまるか3つのパターンがあることをお伝えしました。
3つのパターンにはどんなものがあったか、覚えていただいてますか?
(パターン1)設計は最初無料で行い、工事契約をするパターン
(パターン2)設計契約と工事契約を分けるが、同一会社で請け負うパターン
(パターン3)設計だけを請け負い、工事は別の会社でやるパターン
今回は、(パターン2)設計契約と工事契約を分けるが、同一会社で請け負うパターンをご説明します。
同じ窓口で設計と工事を請けるけれど、設計と工事の契約を分けている会社もあります。
この場合のお客様のメリットは2つあります。
ひとつは、設計費はいくら、工事費はいくらと、費用がどんぶりにならずに明確になる点です。もうひとつは、万が一途中で、窓口担当との相性が悪いとわかったり、会社の姿勢が合わないとわかったりするときがでてきても、比重の大きな工事部分は他の会社へ乗り換えることができるという点です。お客様に選択権があり自由度が高まるので、最初設計を依頼するときの心理的負担も軽くなります。
なんでも無料が嬉しい人にはあてはまりませんが、「無料は結局あとから対価をいつかは払うもの」と資本主義のしくみを理解している方にとっては、設計費が明確なので、喜ばれる傾向にあるパターンです。
内装工事費提示も、設計が決まった段階にあり、それに納得してから工事契約できるので、工事追加費用をびくびくすることも少なくなります。
続きの(パターン3)は、また来月。お楽しみに。
次回もひきつづき見積書の読み方がテーマです。どうぞお楽しみに。
(著作:和田美香 「はじめての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中)。
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