ハチミツの毛髪ダメージ抑制効果を発見
Posted on | 2月 15, 2016 | No Comments
ビューティーエクスペリエンス さいたまR&Dセンターは東京工科大学大学院バイオ情報メディア研究科の前田憲寿教授との研究プロジェク卜で、ハチミツの抗酸化作用について評価を行なった結果、毛髪の紫外線ダメージを抑制する効果を確認した、と2016年2月発表した。
同社では、これらの知見を今後発売予定の製品に応用していく。
なお、この研究成果は2016年3月末日の日本薬学会第136年会(横浜)で発表される予定。
ハチミツは、古くから世界の至るととろで薬として使用されており、近年は美容成分としても広く用いられている。ハチミツには、抗酸化作用、抗炎疲作用、抗菌作用などの特性があり、紫外線による毛髪ダメージを抑制する成分として大いに期待されていることから研究に着手した。
その結果、
・ハチミツのラジカル消去活性
ハチミツはDPPHラジカル由来の吸光度(520nm)を減少させ、DPPHラジカルを消去するととがわかった。
つまり、ハチミツには活性酸素やフリーラジカルを消去する抗酸化作用を有するととが示唆された。
これは、評価した全てのハチミツ(全8種)について、同様の結果を確認した。
・毛髪の脂質過酸化の抑制
毛髪は紫外線によって酸化され、脂質の一部が過酸化脂質に変化するととが知られている。そこで、過酸化脂質を検出できる蛍光試薬を用いて毛髪の脂質過酸化を評価したところ、ハチミツを配合していない水溶液に浸漬させた毛髪は強い蛍光を発したが、ハチミツを配合した水溶液に浸漬させると、蛍光が弱くなった。
これは、ハチミツが過酸化脂質の生成を抑制している、と考えられる。
(情報/ニュースリリース)
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