肌の健康に関心のある女性が増えている
Posted on | 11月 9, 2015 | No Comments
政府の景気判断とは違い、美容業界の景気は良くない。
大手企業や公務員の給与は上昇したものの、中小企業の社員や非正規、パートなどを含めた全体では微増にとどまっている。これでは、美容業などへの支出増は望めない。むしろ円安による輸入品などの値上がりで、美容への支出を控える傾向が伺える。
政府はデフレから脱却しつつある、としているが、美容への支出は依然デフレ状態にある、と言わざるをえない。
このような状況下では、チラシやクーポンなどを活用しても効果は期待できない。せいぜい安物あさりの一見客が集まるだけだろう。費用対効果を考えたら赤字になる。
それならいまいる顧客を大切にしていくのが筋といえる。確かに一理はあるが、固定客は転居、転勤また加齢による状況の変化で、徐々に減っていくものである。
美容サロンの経営環境は八方塞がりだ。
そこで私はこのコラムを通じて、一般の美容サロンが生き残るには、近隣店や大型店にはない独自の技術やメニューを採り入れることだ、と訴えてきた。
今回はその一つを紹介させていただく。
それは、私がやっている免疫美容だ。またか、とおっしゃらずにぜひ読んでほしい。免疫美容はいま新しい取り組みを始めた。すでに成果を上げており、多くの美容サロンでもお役に立つものと確信しているからだ。
その新しい試みとは…。
日本免疫美容協会が始めた一般の人を対象にした「免疫美容セミナー」である。すでに各地で開催しているが、いづれの会場も多くの女性(中には男性もいる)が集まり、肌の免疫について熱心に学んだ。これだけの人が集まるのは、肌のトラブルを抱えている人が多いのと、いままで使っていた化粧品に疑問を抱いている人が多いからだ。
これだけならただのセミナーにすぎないが、このセミナーに集まった受講者の多くは実際に免疫美容をしてみたい、という希望を抱く。そんな人を近くにある日本免疫美容協会の会員サロンに紹介する取り組みだ。
会員サロンは何もしなくても客が増える。もちろん会員サロンになるには、協会に加入して免疫美容の勉強をしなくてはならないが、チラシやクーポンに費用をかけなくても集客できる。
また、会員サロンが主催して近隣にお住まいの人に声をかけて、免疫美容セミナーを開くことも可能で、これには協会本部が積極的に支援しセミナーを実行する。会員主催のセミナーで増客に大きな成果を上げている会員店もある。
日本免疫美容協会がこのセミナーを開催するまでには、消費税アップ後の会員サロンの客数減が背景がある。あの手この手の客集めも効果がない。協会本部も会員サロンの支援策を打ち出し、結局インターネットを活用して「免疫美容セミナー」に行き着いた。
「免疫美容セミナー」の好調ぶりに、いまでは会員サロンも積極的にこのセミナーを活用して集客している。
免疫美容は、近隣店や大型店にはない独自のメニューの一つであるが、肌の健康に興味のある美容サロンオーナーは導入を検討されたらいかがだろう。日本免疫美容協会はいつでも門戸を開いている。
肌の健康に興味のある女性は、いま間違いなく増えている。
【小山秀男氏のホームページ】
http://www.koyama-lab.com/
タグ: 小山秀男の日々雑感