美容室の店販商品 魅力はあるが高価
Posted on | 4月 23, 2015 | No Comments
サロンユーザー調査2014年より
全国理美容製造者協会が発表したサロンユーザー調査2014年によると、店販商品に魅力を感じている利用者はこれまでの最多だったが、実際の購入者は減少を続けている。購入中止の理由は、値段が高いというのが半数以上を占め、店販商品のクオリティと値段とにギャップがあるようだ。
【美容室の店販商品に魅力を感じてる(%)】
2009: 38.5
2010: 36.4
2011: 35.7
2012: 41.6
2013: 41.6
2014: 42.1
年代別では若い世代ほど魅力を感じている人は多く、10代では57.6%なのに対し、60代は26.8%と半減する。
【最近1年の購入経験(%)】
2009: 27.0
2010: 25.2
2011: 23.3
2012: 25.4
2013: 23.6
2014: 21.2
2012年は増えたが、基本的には減少傾向にある。
年代別では10代が16.8%と少ない。10代は魅力は感じているが、値段の面で手が出ない。
【店販商品の購入中止理由(%)、複数回答)】
①値段が高い:52.4
②必要性を感じない:27.0
③市販品で十分:26.0
④店員から勧められない:20.0
⑤いま利用している店では扱っていない:12.4
⑥効果が感じられない:11.1
⑦ネット・通販で購入できる:11.0
「値段が高い」をあげている利用者が圧倒的に多い。
「効果が感じられない」、「市販品で十分」、「必要性を感じない」、といった理由が多く、店販商品のクオリティと値段とにギャップを感じている消費者が多いようだ。
理美容業界専業メーカーは、値段に見合った効果の感じられる店販商品を提供する一方、ネットなどに流れないよう販売管理を徹底しないと美容業界の店販は伸びないだろう。
【調査概要】
インターネット調査
調査エリア:全国
調査会社:東京サーベイ・リサーチ
【女性調査】
N=11652人
調査時期:2014年10月
スクリーニングで2回以下の利用者を除いた調査
年代別・人口構成比に基づきウエイトバック。
タグ: サロンユーザー調査, 店販