大森利夫 全国理容生活衛生同業組合連合会 理事長 「理容創生をめざして」
Posted on | 12月 30, 2014 | No Comments
…理容業は日本の縮図です。キッズ施策、シニア施策、女性施策(エステを中心とする女性理容師への支援)ともにおろそかにすることは出来ません。理容の未来を育成・醸成していくことが、日本の未来を明るくするという信念のもと事業を進めてまいります
(以下、平成27年(2015年)年頭所感「理容創生をめざして」全文)
新年おめでとうございます。
本年が皆さま方にとりまして良き年となりますよう祈念いたします。
全国理容連合会は「法令順守・社会参加」「後継者育成」「営業支援」を基本理念に各種事業に取り組んでいますが、本年度も重大と思われる二点の施策シフトを敷いて事業の展開をしていきます。
その一点目は「キッズは理容の宝」との考えのもと理容サロンへのキッズ顧客の来店頻度を高めることをめざしての事業であります。このことは理容師後継者育成への道でもあり、理容PR番組の放映やクールビズヘア募集、キッズランドの実施などを行い永く顧客となるキッズ層に理容の魅力をアピールしているのであります。
また、そのキッズ対策の一環として展開した「ゆるキャラグランプリ2014」では、全国理容連合会のイメージキャラクター「バーバーくん」が企業ゆるキャラ部門でグランプリを獲得することができました。多くの会員と関係者のご協力で247,246票を獲得、「理容の底力」をアピール出来たと思っています。改めてお礼を申し上げます。ゆるキャラグランプリのテーマ「ゆるキャラで日本を元気に」は全国理容連合会の「やる気・勇気・元気」に通じるものがあり、理容業界関係者が一丸となってグランプリをめざす心意気に私自身も勇気づけられ、理容創生に向けてその確信をいたした次第であります。
新年度は、この将来への語り部として引き継がれるであろう「ゆるキャラグランプリ―№1」の輝きを契機として、理容の存在価値の高さと、個々のサロンの売上アップへの支援に一層力を注いでいく覚悟であります。
さらにもう一点の施策は、高齢社会の中でシニア層に安心・安全な技術を提供するシニアシフトです。訪問福祉理容に関する厚生労働省健康局生活衛生課課長通知や全国理美容NPO法人を有効に活用して介護施設等に呼びかけを行うとともに、各自治体へも訪問理容への助成・支援を要望し、人々が元気に安心して暮らせる社会を目指してまいります。
理容業は日本の縮図です。キッズ施策、シニア施策、女性施策(エステを中心とする女性理容師への支援)ともにおろそかにすることは出来ません。理容の未来を育成・醸成していくことが、日本の未来を明るくするという信念のもと事業を進めてまいりますので、どうか本年も旧年にも倍してご指導ご協力を賜りますようお願いします。
タグ: 大森利夫, 年頭所感