事故を起した美容店に慰謝料支払の判決
Posted on | 10月 11, 2014 | No Comments
業務上の事故で訴訟となるケースは少ない理美容業界だが、ヘアカット中に耳の一部を切ってしまった美容店に慰謝料の支払いを命じる判決が2014年10日、東京地裁であった。
一般報道による。
訴えられたのは、銀座の美容店(法人)で、昨年の5月に耳を切られた男性(渋谷区在住)から約330万円の慰謝料を求められた。右耳の一部を切り落とされた、という。東京地裁は後遺症などを認定し、220万の支払いを命じた。男性はファッション業界で働いており、精神的な苦痛も認定されたようだ。
理美容店の事故で訴えられるケースは、客の希望とは違うデザインにしてしまったとか、薬液で衣服を汚してしまった、といった些細な事案がほとんどで、今回のような障害事故はめったにない。このような事故は、飲食店の食中毒に匹敵する重大事故で、店の存続にもかかわる。不注意では済まされないだけに、当然のことながら、日々集中して施術にあたりたい。
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