好調が続く理容業 日本公庫「景気動向調査」
Posted on | 9月 11, 2014 | No Comments
日本政策金融公庫は2014年9月8日、「生活衛生関係営業の景気動向等調査」(2014年第1四半期)を発表した。理容業のDIは大幅に改善し、売上・採算・業況で前年同期、前月とも上回った。また美容業は採算DIが7年ぶりにプラスに転じたが、売上・業況では前年同期より下回った。
「生活衛生関係営業の景気動向等調査」(2014年第1四半期)
【理容業】
売上/-27.2
採算/-1.1
業況/-13.3
【美容業】
売上/-24.5
採算/2.5
業況/-18.1
一方、4期平均移動線(下のグラフ)をみると、理容業は2012年第4四半期を底に上昇トレンドになっている。これまでが悪すぎたともいえるが、廃業する店もあり経営の淘汰が進んだ結果とも受け取れる。今後の経営見通しは-11.9で、前期より16.3ポイント改善していることから、今後の動向が期待される。
美容業の4期平均移動線も理容業と同様2012年第4四半期を底に上昇トレンドになっていたが、今期は下降に転じた。来期見通しは-9.8と前期より7.9ポイント改善しているので、今期が消費税増税後の一時的な影響とみることができる。
DI調査:良くなった(増えた)-悪くなった(減った)
調査対象:理容業369企業、美容業441企業
タグ: 日本政策金融公庫, 景気動向調査