美容業の業況DI 下降に転じる
Posted on | 2月 13, 2014 | No Comments
生活衛生関係営業の景気動向等調査 2013年第3四半期
日本政策金融公庫は2014年2月12日、2013年第3四半期(10~12月)の「生活衛生関係営業の景気動向等調査結果」を発表。業況判断は、理容業、美容業とも前年同期は上回ったが、前期比はマイナスだった。4期平行移動値で上昇基調を続けてきた美容業だが、今期下降に転じた。アベノミクス効果に沸く日本経済とは裏腹に理容業、美容業の景況判断は依然、厳しい。
理容業の業況判断DIは▼37.0で、前年同期比で9ポイント改善したが、前期比は16イント悪化。
売上DIは▼41.6で、前年同期比20.4ポイント改善、前期比9.9ポイント悪化。採算DIは▼14.7で、前年同期比8.7ポイント改善、前期比11.3ポイント悪化。
前年同期比よりは改善しているが、前期比では悪化しており、緩やかな改善傾向が頭打ちになった。
美容業の業況判断DIは▼24.4で、前年同期比で4.5ポイント悪化、前期比も7.2ポイント悪化した。
売上DIは▼31.8で、前年同期比3.3ポイント改善、前期比14.3ポイント悪化。採算DIは▼4.9で、前年同期比2.7ポイント改善、3.9ポイント悪化。
業況判断DIで上昇トレンドを続けてきた美容業だが、2期続けて前期比がマイナスになり、4期平行移動値も下降トレンドになった。
円安の影響で値上がりした食料品やエネルギーなどの必需品の支出増のため、消費者は美容への支出を抑えているようだ。エステティックはより大きな影響を受けていると推測される。
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