低迷続く 理美容サービス <理美容市場動向・2013年7月>
Posted on | 8月 31, 2013 | No Comments
総務省は2013年8月30日、7月の経済統計を発表した。理美容サービス(中分類)の物価指数は前月より0.1ポイント下げ99.5だった。総合指数(生鮮食料品を除く)が円安の影響もあって上昇基調になのに対し、理美容サービスは依然低迷している。
総合指数(生鮮食料品を除く)は上昇基調が続き、15ヶ月ぶりに100を上回り100.1になった。前年同月比も0.7%と好調。それに対し、理美容サービスの前年同月比は0.0で、0.0は6ヶ月連続している。現在が底の状態と想定できるが、底から抜け出せない。(と、ここのところ毎回書いている)
小売物価統計調査は、値動きが低調な状況が続いており、消費者の低価志向は続いている。とりわけ、エステティック料金は厳しい。
家計調査(二人以上の世帯)では、理容とカットが前年同月比を下回った。低料金の業態店の影響を受けているようだ。
【消費者物価指数(理美容)/7月】
<2013年8月30日発表>
総合 | 理美容 | |
指数 | 100.1 | 99.5 |
前年同月比 | 0.7 | 0.0 |
パーマ、ヘアカット、理容などを含む中分類データ。総合は生鮮食料品を除いた消費物価。基準年は平成22年。
‥‥‥‥‥‥‥‥ 【小売物価統計調査/7月】
<2013年8月30日発表>
料金 | 前月比 | 前年比 | |
理容 | 3,547 | 0 | 6 |
パーマ | 7,819 | 8 | 58 |
カット | 3,317 | 0 | 16 |
カラー | 5,593 | 6 | 50 |
エステ | 11,512 | 0 | ▼67 |
*都市別料金を単純平均した数値
*前年比は前年同月比
‥‥‥‥‥‥‥‥
【家計調査/7月】
<2013年8月30日発表>
前年比 | |
理容 | ▼3.5 |
パーマ | 13.4 |
カット | ▼10.4 |
美容総合 | 18.9 |
*前年比は前年同月比
*家計調査は「二人以上の世帯」の支払金額を元に算出
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