理容料金が久々に上昇 <理美容市場動向・2013年6月>
Posted on | 7月 27, 2013 | No Comments
政府が2013年7月26日発表した6月の理容美容関係の市場動向によると、理美容サービス(中分類)の物価指数は99.6で前月より0.1ポイント改善したが、前年同月比は0のままだった。
前年同月比は5ヶ月連続して「0」。現在が「底」の状態と推定できるが、「底」からなかなか抜け出せない。理美容サービスは、平成23年3月以降、28ヶ月連続して100を下回っている。
総合指数(生鮮食料品を除く)は前月に続き100.0だった。円安によるエネルギー関係など輸入品の値上りが影響した。前年同月比は0.4で、1年2ヶ月ぶりにプラスに転じた。
円高影響を除くと、日本経済はデフレ状況から脱していないと分析する専門家は多い。
小売物価統計調査の理美容関連項目は、デフレ経済下に陥って以降、値動きの乏しい状態が続いている。理容は長期にわたり緩やかな下降傾向が続いていたが、久々に前年同月比プラスになった。ヘアカラーはホームユースとの競合もあって、値下がり傾向にある。またエステティックは、この3ヶ月は値動きはないが,前年同月比はマイナスのまま推移しており、不況の影響を強く受けているようだ。
【消費者物価指数(理美容)/6月】
<2013年7月26日発表>
総合 | 理美容 | |
指数 | 100.0 | 99.6 |
前年同月比 | 0.4 | 0.0 |
パーマ、ヘアカット、理容などを含む中分類データ。総合は生鮮食料品を除いた消費物価。基準年は平成22年。
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【小売物価統計調査/6月】
<2013年7月26日発表>
料金 | 前月比 | 前年比 | |
理容 | 3,547 | 4 | 5 |
パーマ | 7,811 | 5 | 49 |
カット | 3,317 | 2 | 16 |
カラー | 5,587 | ▼2 | 44 |
エステ | 11,512 | 0 | ▼94 |
*都市別料金を単純平均した数値
*前年比は前年同月比
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