美容院脳卒中症候群の予防の面でも有資格者業務
Posted on | 5月 17, 2013 | No Comments
「シャンプーを無資格者で」吉井眞人全美連理事長
4月11日開かれた衆議院の消費者問題特別委員会で、上西小百合議員(日本維新の会)が「シャンプーを無資格者でもできる補助業務にするよう」と提案したのを受けて、所管する矢島鉄也厚生労働省健康局長は関係者らに調査、ヒアリングすると答弁したが、4月18日、吉井眞人全美連理事長が同省を訪れ、業界でのシャンプー業務の実情を説明した。
ヒアリングには矢島鉄也局長のほか、担当課の依田泰氏生活衛生課長らが同席した、という。
吉井理事長は、
シャンプーは独立した単品メニューとして存在するほど美容室にとって重要な技術であること、
髪質・頭皮などによって溶剤を選定する専門知識が必要なこと、
パーマ前のプレシャンプー、ヘアカラー後のアフターシャンプーでは細心の注意が求められること、
さらに平成7年当時問題になった美容院脳卒中症候群を予防するために細心の注意が求められること、
などをあげて、美容業界として、シャンプーを無資格者でもできる補助業務にすることは絶対に認められないと、厚生労働省に申し入れてきた、と報告した。
なお、上西議員の提案について、厚生労働省はこの問題を大きくしないようにしたい意向という。
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