仕入れ価格上昇で 理美容業の4分の3が経営悪化
物価の値上がりが続く昨今、理美容業の仕入れ価格も上昇し、料金への転嫁が経営課題になるなか、理容業では約半数、美容業では三分の一以上の企業は料金への転嫁がまったくできていない。
四分の一を超える理美容店が値上げを予定
食料品や光熱費の値上がりが続いているが、理美容業も昨年は1割を超える店が料金を値上げし、今年は四分の一を超える理美容店が値上げを予定している。
「仕入れ価格」上昇の影響が少ない理美容業
理美容業は生衛業のなかで「仕入れ価格」上昇の影響はあまりなく、「販売価格」への転嫁も少ないが、逆に美容業は「価格を引き下げた」と回答した割合が多く、仕入れ価格の動向とは別に過当競争の影響を受けている。日本政策金融公庫が2019年12月23日に発表した「生活衛生関係営業の価格動向に関する調査結果」による。
美容業89%、理容業94%が料金据え置き
生活衛生関係営業の価格動向に関する調査
日本政策金融公庫は2017年1月30日、生活衛生関係営業の価格動向に関する調査結果を発表した。