理容店の営業利益 「増加」が増える
Posted on | 3月 24, 2013 | No Comments
「理容統計年報50集」より
理容店の経営状況は相変わらず厳しく、営業利益については68.9%の組合員が「減少した」と回答している。しかし、「減少した」比率は減る傾向にあり、「横バイ」「増加」が増加傾向にある。「理容統計年報50集」(全理連)による。
営業利益が「減少した」の回答は、平成20年は80.4%だったが、23年には68.9%と10ポイント以上減った。
「減少した」原因は、「客数の減少」が多く、毎回の調査で9割の人があげている。次いで「低料金店」。こちらは半数以上が理由としてあげている。3番目は「地域の人口の減少」で約三分の一の人が理由としている。
地域の人口減少と、顧客の低料金店流出によって、結果として客数が減少している図式になる。
「横バイ」は、20年には14.0%だったが、徐々に増え、23年には21.2%と5ポイント以上増えた。
また、「増加」は、20年にはわずか2.4%だったが、23年には4.4%に増えている。
理容業界全体としては経営は苦しい状況にあるが、中には「増収」している店もあり、その数は増えている。営業努力、やり方によっては理容店の可能性はまだまだあるといえる。
調査概要
調査期間:2012年8月1日~9月7日
調査対象:組合員5000人
回答数:1262票(回答率25.2%)
調査方法:郵送とインターネット
タグ: 理容統計年報