縮毛矯正毛の美しさ保持する素材を特定 ミルボン中央研究所が学会発表
Posted on | 12月 6, 2012 | No Comments
業界大手化粧品メーカーのミルボン中央研究所は縮毛矯正毛の美しさを保つ界面活性剤を特定し、2012年11月7日に開催された第49回日本ペプチドシンポジウム(日本ペプチド学会主催)で発表した。今後の研究によっては、縮毛矯正毛の美しさが長期に保てる可能性がある。
熱アイロンを用いた縮毛矯正は、生まれつきの縮毛をほぼ完全にストレート毛の状態に固定する美容技術で、縮毛矯正を施した直後は毛髪の形状を美しく保てるが、何度も縮毛矯正を施し、洗髪を繰り返すこと、その美しさを保つことができなくなる。
この現象がなぜ起こるのか不明だったが、ミルボン中央研究所は縮毛矯正と洗髪によって引き起こるこれらの変化が毛髪内から生じていると考え、これらの変化を抑制する研究した結果、コルテックス細胞の凝集現象を発見した。
さらに、特定のアミノ酸界面活性剤を含む数種類の界面活性剤が毛髪を構成するケラチンの疎水性部位に吸着することを確認。これらの成分で洗髪すると、コルテックス細胞の凝集現象を抑制する効果のあることを確認した、というもの。
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