組合活性化の課長通知 7月中にも
Posted on | 7月 4, 2012 | No Comments
厚生労働省は、国の衛生水準の向上などを目的に、理容・美容組合など生衛同業組合の活性化をはかるための振興策をまとめ、2012年6月28日開いた生衛振興検討会に示した。
振興策では、組合の現状を踏まえ課題と対応策を示すとともに、行政サイドの保健所の課題とその対応を示している。
この振興策が主なテーマにしているのは行政サイドの課題で、
・監視・指導の地域格差
・その結果としての低い監視・指導
をあげている。
【参考】
理容業の調査・監視指導回数
美容業の調査・監視指導回数
これへの対応策として
①自治体による計画的な調査・監視指導を(国が)指導
②衛生問題について生衛組合を通じた情報提供の推進
③環境衛生監視員の資質の向上
の3点をあげている。
①②についての課長通知は今月中にも発令される。
課長通知(案)では、
昨年7月26日に課長通知(新規開業者に対する組合の告知)を踏まえ
衛生行政における組合の価値を認めた上で、
衛生行政での営業者への情報伝達で組合を積極的に活用する
ことを求める内容になっている。
この通知案は、昨年発生した食肉による死亡事故に関し、生衛問題検討会で、行政側構成員から、営業者への情報提供の難しさが指摘されていたことなどを踏まえてのものだと思われるが、生衛組合を通じての組合員はもちろん,非組合員への情報伝達などを通じて組合の存在意義を高め、組合の課題である組合員の増加をはかる狙いもある。
タグ: 厚生労働省健康局生活衛生課, 課長通知