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「顧客減少」が依然最多 【経営上の問題点】(2025年7~9月期)

Posted on | 11月 3, 2025 | No Comments

日本政策金融公庫が2025年10月31日に発表した「2025年7~9月期 生活衛生関係営業の景気動向等調査」によると、理美容業における「経営上の問題点」(複数回答)のうち、最も多かったのは「顧客の減少」だった。

美容業では、前期比で5.2ポイント改善したものの、依然として半数を超える企業が問題点として挙げている。
美容業においては、コロナ禍当時には8割を超える企業が「顧客の減少」を挙げていたが、近年は徐々に改善傾向にある。

理容業では、「顧客の減少」「客単価の低下」「原価を価格に転嫁できない」の3項目が前期より改善したものの、「客単価の低下」と「原価を価格に転嫁できない」は前年同期比でやや悪化した。また、「従業員の確保難」は2023年度第2四半期以降、二桁台の高止まりが続いている。

美容業では、「顧客の減少」と「原価を価格に転嫁できない」は前期より改善した一方で、「客単価の低下」は悪化しており、前年同期比でも悪化がみられ、深刻な状況が続いているといえる。「従業員の確保難」は前期比・前年同期比ともに改善したが、従業員の確保が進んだ結果なのか、確保を諦める企業が増えたためなのかは定かではない。

【理容業】主な経営上の問題点

項目 今期 前期比 前年同期
顧客数の減少 44.8 -5.8 -2.1
客単価の低下 19.4 -1.7 2.1
原価を価格に転嫁できない 32.2 -0.2 1.4
店舗施設の狭隘・老朽化 19.2 1.2 -0.2
後継者難 6.2 -2.7 -1.4
従業員の確保難 10.9 0.3 0.7
事業資金借り入れ難 1.7 0.7 -0.2
その他 5.5 2.1 1.2
特になし 17.1 0.8 -0.2

【美容業】主な経営上の問題点

項目 今期 前期比 前年同期
顧客数の減少 51.0 -5.2 -1.3
客単価の低下 21.7 2.7 1.3
原価を価格に転嫁できない 33.9 -1.1 2.9
店舗施設の狭隘・老朽化 18.6 1.1 3.6
後継者難 5.7 0.4 -1.5
従業員の確保難 12.5 -0.2 -2.3
事業資金借り入れ難 3.3 -1.3 0.7
その他 4.2 -0.6 -1.0
特になし 10.9 -0.5 0.1
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タグ: 日本政策金融公庫, 景気動向調査, 経営上の問題点

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