厚労省の指定事業 理容は就活ヘア、美容はパーマ
Posted on | 3月 12, 2011 | No Comments
厚生労働省の補助金事業の評価などを検討しているワーキンググループ(WG)は2011年3月11日の検討会で事務局の作成した報告書案を示した。全国・地方の営業指導センター業務の他、理容・美容などの連合会(組合)が行う事業が対象に評価・審査を行う。報告書では、連合会事業のモデル事業として、消費ニーズへの対応をはかるため、理容では就活ヘア、美容はパーマをテーマにした事業が指定課題として提示された。
また理美容共通の指定課題として、「1人営業店の管理理容師・管理美容師の設置促進」があげられた。理美容の他、生活衛生14業にも指定課題が提示されている。
WGの正式名は、「生活衛生関係営業政策事業費補助金 審査・評価委員会検討ワーキンググループ」。
WGの構成員からは、全国営業指導センターでは天下りが4名から1名に減ったものの地方営業指導センターでは相変わらず役人の天下り組織になっているのを踏まえ、業務そのものを生活衛生指導課で行うべきとする意見などが提示されている。
評価機関のメンバーについては、健康局長が選任することになっているが、業界関係者や関連行政関係者(OB)らが選ばれるようでは、公正な評価は期待できない。しかも非公開での審査になるので、どのような人選が行われるか注目したい。
なお、この日の検討会は、開催直前に東日本大地震が発生したため、実質的な会議は行われなかった。
タグ: 事業仕分け, 厚生労働省健康局生活衛生課