第4回生活衛生関係の振興に関する検討会 再仕分け受け仕切り直し
Posted on | 11月 26, 2010 | No Comments
厚生労働省の第4回生活衛生関係の振興に関する検討会が2010年11月25日開かれ、11月15日の再仕分けで再び廃止と判定された生活衛生関係営業対策事業費補助金で行われる事業について検討した。
検討会は3回の会議を経て、最終案をとりまとめる段階にまで議論は進んでいたが、再仕分けで再度の廃止判定を受けて、この日の検討会では、理容・美容の現場の事業者からの追加ヒアリングするなど、再仕分けを踏まえて、改めて検討を加えることになった。
説明したのは、理容は町田典一氏、美容は管理理容師・管理美容師指定講習事業ワーキンググループの構成員でもある村橋哲矢氏。町田氏は生活衛生16業種の共通の問題を解決するには現在の枠組みが必要と訴えた。村橋氏は美容の歴史を技術・情報・経営とその流れを紐解きながら、現在の制度の維持を唱えた。
また、この検討会の分科会として行われたクリーニング師等研修事業ワーキンググループと管理理容師・管理美容師指定講習事業ワーキンググループの検討状況について、それぞれの座長が報告した。これらを受けて、出席構成員から、意見や質問が出された。
再仕分けでも廃止と判定された生活衛生関係営業対策事業費補助金だが、再仕分けで小林政務官が生衛関係法が議員立法で成立していることを踏まえ、「年末の予算編成には厚生労働省3役でしっかり対応していきたい」とコメントしていることから、厚生労働省は検討会での議論をもとに最終案を急ぎまとめたい意向だ。
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