「儲かる業づくり」 全国理容連合会が国庫補助金事業で
Posted on | 3月 9, 2024 | No Comments
全国理容連合会は国庫補助金事業として「儲かる業づくり」を目指し、組合員理容室の売れるメニューづくりセミナーを実施する。メニューごとのセミナー動画の作成、各地でのセミナーを行う。
2024年3月7日開いた理事会(写真)で決めた。
国庫補助金事業として過去に「GO TO バーバー」などのイベントを実施したが、必ずしも組合員店の増収には結びついていない。今回の事業は組合員店の経営を改善し、賃上げや雇用維持につなげ、ひいては衛生水準の確保に結びつけるのを目的に実施する。
そのためには、理容料金の値上げが必要になるが、単純な値上げは顧客離れを招くだけになる。顧客の理解を得るには、顧客満足を上げるサービスの提供が必要で、時代に即した新しいサービスメニューを複数用意し、組合員に提供する、としている。
メニューのテーマとしては、
・IT技術を活用した売上アップ
・繁盛店オーナーに学ぶ
・インバウンド対応英会話
・店販(メンズメイク、セルフ脱毛)
・パンチパーマ、アイロンパーマ 復活技で儲けよう
・流行のレディスヘア
などの案があがっている。
検討委員会を設置し、セミナー動画を作成するとともに、地域のニーズに応じたセミナーを開催する予定。
経費は5398万円を見込んでいるが、不足した場合は総合振興対策費から補填する。
今回の令和5年度補正予算による国庫補助金事業(正式名称「生活衛生関係営業業績回復支援事業」)については、4月に厚労省の評価審査会が行われ、補助金額などが内示される。補正予算による生活衛生業の連合会を対象にした国庫補助金事業はこれまでは、連合会が事業費用の1割を負担していたが、今回は負担がなくなるため、申請する連合会が増えることが予想される。その場合は、1連合会あたりの補助額が減る可能性がある。
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