エステティックサロン市場 2010年は3,536億円に
Posted on | 1月 13, 2011 | No Comments
不況下で前年比▼2.9%縮小
矢野経済研究所は2010年エステティックサロン市場に関する調査結果を発表した。総市場規模は、前年度比97.1%の3,536億円になる見込み。
調査期間は2010年10月~12月で、矢野経済研究所の専門研究員による直接面談、電話によるヒアリングならびに郵送アンケート調査も併用した。
調査対象はエステティックサロン、エステティック関連商材取扱企業で、美顔市場、痩身・ボディ市場、脱毛市場、物販・その他を含むが、セルフエステ、訪問エステ、理美容エステ、メディカルエステなどは除いている。
調査によると、2010年度のエステティックサロン総市場規模は、前年度比97.1%の3,536億円。
矢野経済研究所では
長引く景気後退の影響を受けて、来店サイクルの長期化や客単価の減少が進んだことに加え、他のリラクゼーション関連市場や美容関連市場との競争激化、規制強化による信販問題などの要因から、市場縮小が進んでいる
女性の社会進出や高齢化社会の進行、ストレス増大などを背景に、「美と健康」に対する潜在的なニーズはあるが、顧客の来店頻度の低下や新規客の契約・継続率の伸び悩み、加えて、法改正によるクレジット対応可能範囲の減少等があり、エステティック市場は当面厳しい状況が続く見通しである。
この状況下で積極的な出店を行う企業は少ないが、多様化した顧客ニーズを捉えるため、スパや美容鍼灸といった新しいコンセプトの店舗開発を行い、競合他社との差別化を図ろうとする大手チェーンもある。
化粧品業界で日本メーカーがすでに高評価を得ている中国を始め、海外展開を志向する企業も増加する見通しである。
と分析している。
詳しくは
矢野経済研究所
http://www.yano.co.jp/
(情報/ニュースリリース)
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