理美容向け業務用化粧品市場は1,538億円 2022年度
Posted on | 4月 6, 2023 | No Comments
矢野経済研究所は2023年4月4日、2022年度の理美容向け業務用化粧品市場はメーカー出荷金額ベースで、前年度比104.1%の1,538億円だった、と発表した。
コロナ禍前の市場環境には戻ることは難しいものの、ヘアカラーオーダーを中心に店頭施術売上が改善され、店頭やECチャネルでの店販品(店頭販売品)の販売も好調に推移している、と予想。2023年度の市場規模を1584億円(前年度比46億円増)と見込んでいる。
今年2~3月にかけて業界関係者を対象に行った調査(『2023年版 理美容化粧品マーケティング総鑑』)より。
「注目トピック」として、「理美容化粧品メーカーは、自社製品の価格改訂と併せた取引先サロンの客離れを生じさせない効果的な新メニューの提案を行い、ひいては客単価アップとサロンスタッフの賃金アップ等の波及効果も訴求した営業に注力していくことが求められる。」と、サロンの客単価アップとそれによるスタッフの賃金アップの重要性を指摘している。
また「将来展望」として、コロナ禍からの回復で2023年度は市場は拡大するが、その後はライフスタイルの変化や少子化などが重なり市場は減少に転じる、と展望している。
理美容サロン業界はすでに縮小傾向が見れれるが、業務用化粧用品業界はやや遅れて縮小する見込みだ。
詳細は
資料名:2023年版 理美容化粧品マーケティング総鑑
発刊日:2023年03月27日
体裁:A4 285ページ
価格(税込):165,000円 (本体価格 150,000円)
タグ: 業務用化粧品市場, 矢野経済研究所