チオ系パーマ液の生産量 前年比10.3%増
Posted on | 12月 25, 2022 | No Comments
薬事工業生産動態統計調査(2021年)
厚生労働省は2022年12月23日、2021年の薬事工業生産動態統計調査を発表。パーマネントウエーブ用剤生産量は、シスチン酸含有パーマ液(シス系)は前年にくらべ減少したものの、チオグリコール酸含有パーマ液(チオ系)と縮毛矯正剤は増加した。
理美容店のパーマネント需要は減少を続けているが、下のグラフを見ると縮毛矯正剤は増えているのがわかる。
2021年のチオ系パーマ液の生産量は1021千リットルで、前年比10.3%増、シス系は495千リットルで同9.3%減、縮毛矯正剤は1272千リットルで同4.3%増だった。パーマ液全体の生産量は2788千リットルで、同3.6%増加した。国内生産のほかに輸入パーマ液もあり、チオ系、シス系、縮毛矯正合せて199千リットルで、国内生産の7%ほどになる。
なお、下のグラフは国内生産分のみを表記してある。
金額ベースでは、チオ系20億25百万円(前年比+19.8%)、シス系7億92百万円(同-4.2%)、縮毛矯正37億28百万円(同+4.5%)。パーマ液全体の金額は65億45百万円(+同7.5%)だった。生産量と金額の動向から、4%程度の値上げがあったことがうかがえる。輸入パーマ液の金額は4億45百万円だった。
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