生分解性タンパク質を化粧品原料に
Posted on | 11月 19, 2022 | No Comments
資生堂がSpiber社と共同開発
資生堂は、タンパク質繊維を用いた化粧品原料をSpiber社と共同開発し、同社製品へ活用すると、2022年11月18日発表した。
植物由来のバイオマスを原材料とし、生分解性(微生物の働きにより自然界へ循環する)のある構造タンパク質「Brewed Protein™️繊維」を基にした化粧品原料で、機能性と持続可能性を両立し得る「循環型」原料という。
Spiber社の原料を配合した化粧品として、しなやかで美しいまつ毛を演出するマスカラファイバーとして同社製品に初めて配合された。今後は同社の製品開発に広く活用を検討するという。
Spiber社が独自技術によって開発したBrewed Protein™ 繊維は、サトウキビやトウモロコシ由来の糖類など植物由来のバイオマスを主原料に、微生物による発酵プロセスで生産される構造タンパク質繊維で、生分解性が確認されている。
これまで衣料品の原材料として多く活用されてきましたが、今回、同社の強みであるマテリアルサイエンスや、お客さまに寄り添った品質への高いこだわりを活かして、共同で化粧品原料の開発に取り組んだ。
化粧品原料としての安全性、安定性、機能性、使い心地など様々な観点から検討を重ね、 Brewed Protein™️繊維の特徴を維持しながら、マスカラへの配合が実現した。
タグ: 化粧品材料, 生分解性タンパク質, 資生堂