熊本県理容組合で1億6千万円余の使途不明金
Posted on | 10月 7, 2022 | No Comments
熊本県理容組合で、2011~19年に計1億6854万円の使途不明金があることを、外部の弁護士らでつくる組合の専門調査委員会(特別委)の報告書を入手した『熊本日日新聞』が2022年10月6日伝えた。
特別委は、当時事務局長だった男性(2019年12月に懲戒解雇)による不正経理があったと指摘。
特別委の報告書によると、使途不明金の内訳は、支払調書が作成されていない預金の払い戻しなどが約1億4千万円、組合員が納める組合費を現金で受領して帳簿に入金記載がないものが約1千万円など。退職共済や、理容師養成を目的に組合が運営する熊本高等理容学校でも使途不明金が見つかった、と同新聞は報じている。
県組合は元事務局長の男性に5千万円の損害賠償を求めた民事訴訟を熊本地裁に起こすとともに、業務上横領の容疑で同地裁し刑事告訴し、県警が捜査しいるという。
なお、同新聞の取材に男性は無実を主張している。
<追記>
『熊本日日新聞』は10月12日、熊本中央署などが同日、県理容生活衛生同業組合の現金282万円を着服したとして元職員の男を逮捕した、と報道した。組合の出納業務担当職員で、業務上横領の容疑。
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