スリップ転倒が多いセラミックタイル床材
Posted on | 7月 29, 2022 | No Comments
美容室の事故でヘアカラーに次いで多い「施設の欠陥による傷害」には、段差などによる転倒もあるが、滑りやすい床によるスリップもある。
全日本美容連合会の「美容所賠償責任補償制度」事故分析(対象期間:2020年9月1日~2021年8月31日)による。同分析によると、「施設の欠陥による傷害」事故の保証額は1件当たり30万9963円と他の事故より高額だ。
このスリップ転倒事故、理美容店に限らず商業施設で頻発している事故らしい。その原因は足腰が衰えた高齢者が増えたこともあるが、近年人気のセラミックタイルによるスリップ転倒が多いという。
デザイン性に優れ、しかも防水加工もできるので採用している理美容店は多いようだ。
ある調査によると、フロア素材にセラミックタイルを使用している施設は45%あり、このことが転倒事故を増やしている、という。客の転倒も多いがスタッフの転倒もあるという。
この調査、ワックスメーカーのリンレイが行ったもので、同社のセラミックメンテナンス製品シリーズ(防滑コート)がしっかり紹介されているが、セラミックタイルを使っている理美容店は注意するにこしたことはない。
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タグ: 事故, 施設内転倒事故