1000円の理容券5万枚 業績回復の起爆剤に
Posted on | 6月 24, 2022 | No Comments
「GO TO バーバー」キャンペーン 1億円規模の予算で
全国理容連合会がコロナで落ち込んだ組合員店の業績回復を目的に今秋実施する「GO TO バーバー」キャンペーンの実施内容が当初予定していた案に、1000円の理容券5万枚贈呈することになり、大幅に拡充した。
2022年6月23日開いた同連合会理事会(写真)で大筋が決まった。
当初は、令和3年度補正予算での生衛業の業績回復支援事業補助金4億2千万円分から、理容連合会に割り振られた5千万円の予算でキャンペーンを計画していたが、これと並行して、ハズレ抽選券を活用し、1000円の理容券を5万枚を抽選で贈呈する。理容券は国庫補助金事業の対象にならないため、連合会の一般会計から支出することにし、併せて1億円規模の業績回復事業になる。
同キャンペーンは、全国的に理容消費を喚起する目的に、10月1日から11月30日までの期間に組合理容店に来店した客を対象に、大小のぬいぐるみが当たる企画だったが、ぬいぐるみでは訴求力が弱いことから、連合会の予算で1000円分の理容券を贈呈することにした。ぬいぐるみ抽選でのハズレ券を活用しさらに抽選して5万枚を配布する。
また各組合はキャンペーンに併せて謝恩企画を実施する組合が20組合、これから検討する組合が20組合ある。キャンペーンでは、ポスター制作やキャンペーンサイトの制作などを行い、連合会、理容組合、組合店あげての一大事業になる。
組合店では、キャンペーンや謝恩企画を踏まえ、独自の集客促進活動をすることで、直接売上回復に結びつけることができる。一例として、10分1000円のクイックメニューを用意し、1000円の理容券で体験できるサービスを提供すれば、今後の収益増に繋がる可能性が高い。
タグ: GO TO バーバー, 全国理容連合会, 理容券