バーバースタイルの理容店は高収益
Posted on | 5月 31, 2022 | No Comments
バーバースタイルの理容店の魅力がいま大人の男性に浸透してきている。
高い理容技術に加え、オシャレな外観や内装、独特な個性のあるファッションやカルチャーの発信など、付加価値提供の高い理容見店を「バーバー」と定義し、メンズ美容室と比較したところ、技術面の評価は高く、しかも1回あたりの支払金額も美容室を上回った。
技術面では、なんといっても理容しかできない「顔そり・シェービング」が強みだ。
スキンフェードなどを施術するバーバースタイルの理容店、欧米とくにアメリカでは男性に支持され、すでに定着している。
「理容=トコヤ=ダサイ」のイメージで衰退が進む理容店だが、「理容=バーバースタイル=かっこいい」のイメージが理容業界を復活させる起爆剤になるかもしれない。
ホットペッパービューティーアカデミー(リクルート)が、「バーバー」利用に関する意識・実態調査を行い、その結果を2022年5月31日発表した。
・バーバー利用経験率・認知率(n=6000)
このスタイルの理容店を知らない男性が72%で認知率は低いが、逆にその分伸びしろがあるといえる。
・バーバーへの興味度(n=5831)
バーバーを利用していない人に興味があるか尋ねたところ、「とてもある」「まあ興味がある」合わせ22%の人が興味を持っている。
バーバー・美容室利用者比較
・年以内の利用メニュー
各サロン利用者(複数回答)
カットでは、美容室に軍配が上がったがそれ以外はバーバーが多い。「顔剃り・シェービング」は、理容だけなので不戦勝といったところ。バーバー利用客は多様なメニューをオーダーしている。
・1回あたりの利用金額と上限金額
各サロンメイン利用者(単一回答)
実態金額も上限金額もバーバーのほうが高い。カット以外のメニューの利用率が高いので支払金額が高くなるのは当然といえば当然。
付加価値の高いバーバースタイルの理容店は生産性が高く、高収益が見込める業態といえる。
・バーバー利用者、 自由回答
「シェービングが気持ち良くて寝た」(30代後半)
「顔そり後の簡単なスキンケアもしてくれる。 またスキンケア用品も販売しており、 気に入り購入しました」(30代後半)
「小物にもこだわりがあるので、ヘアワックスなどの店舗専売品についても興味が深まり購入した」(30代後半)
「インテリアが男性好みで落ち着く」(40代後半)
【調査概要】
調査名 :「バーバー」利用に関する意識・実態調査
調査手法:インターネットリサーチ
調査時期:2022年4月20日(水)~4月27日(水)
調査対象:首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)、東海圏(愛知県、岐阜県、三重県)、関西圏(大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県)に居住する20~49歳の男性。
スクリーニング調査:各年代2,000人ずつ、6,000人
本調査:「バーバー」「美容室」の1年以内利用者(「バーバー」822人、 「美容室」1,200人)
*写真は、日本のバーバー文化をけん引する存在となった「MR.BROTHERS CUT CLUB」(写真、グラフいづれもホットペッパービューティーアカデミー提供)
タグ: アメリカンバーバースタイル, バーバースタイル, ホットペッパービューティーアカデミー