バーバースタイル理容店の利用男性は2.8%
Posted on | 6月 17, 2022 | No Comments
バーバースタイルの理容店を利用した男性は2.8%と少ないが、このスタイルの理容店を今後利用したい男性は13.5%いる。
ホットペッパービューティーアカデミーが2022年5月31日発表した「「バーバー」利用に関する意識・実態調査」(スクリーニング調査)による。
バーバースタイルの理容店への注目度は高まっていたが、実態についての調査は初。
同調査では「バーバー」の定義を「高い理容技術に加え、オシャレな外観や内観、ファッションやカルチャーの発信など、付加価値提供の高い理容室」としている。
「バーバー」の認知度については、72.4%の男性が「知らなかった」と回答しており、認知度が上がれば、利用者は増えると期待される。しかし、その一方で過去の利用経験者が13.2%あったが、1年以内の利用者が2.8%と少ないのは限定的な可能性も否定できない。
調査は、男性が利用している理美容店について「バーバー」のほか、「一般的な理容店」、「メンズ美容室」、「美容室(男女が利用)」と「美容室や理容店は利用していない」に分けて調査。「美容室や理容店は利用していない」はカット専門店などが該当すると思われる。
1年以内に利用したサロン(全体n=6000、以下同/複数回答)
Q.あなたがこの1年以内に利用した「美容室」や「理容室」はどのようなお店ですか。
結果は別表の通り。複数回答で全体で107.5%になる。使いわている男性は7.5%以下で、やはり男性客は女性客に比べ固定化しやすいようだ。
また「一般的な理容店」を利用する男性が半数近くを占める。とくに45-49歳では55%を超えた。50歳以上はさらに増えそうだ。
メインで利用しているサロン(全体/単一回答)
Q.あなたがこの1年以内に利用した「美容室」や「理容室」はどのようなお店ですか。また、メインで利用しているお店をお選びください。
「バーバー」をメインで利用している男性は1.7%と少ない。20-44歳までの男性は「バーバー」の利用率は高いが、メインにしている比率は低い反面、45-49歳は利用率は1.2%と他の年代より低いが、メインにしている人は0.9%いる。この層は「バーバー」スタイルの理容店の固定客になりやすい。
バーバーの認知・利用(全体/単一回答)
Q.内観・インテリアにこだわりのあるバーバーがあることをご存じでしたか。
知らなかった:72.4%
街中やWebサイトなどで見たことがある:14.5%
利用したことがある:13.2%(過去も含む)
今後利用したいサロン(全体/複数回答)
Q.あなたは今後、どのようなタイプの美容室や理容室を利用してみたいですか。あてはまるものをいくつでもお答えください。
メインで利用している理美容店と比べると、「一般的な理容店」が7.9ポイント減少している以外、他の業態は増えている。「バーバー」と「メンズ美容室」への志向が強い。この意識調査結果から、近い将来「一般的な理容店」「理美容店以外(カット専門店など)」「その他(バーバー+メンズ美容室+美容室)」が拮抗する状態になるかもしれない。
なお同アカデミーは、本調査で「バーバー利用者(n=800)」と「美容室利用者(n=1200)」を比較し、利用実態や今後の利用の可能性などを調査し、その違いを分析している。
【調査概要】
調査方法:インターネット
調査時期:2022年4月20日-同27日
回収表(スクリーニング・当記事に使用):20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳各1000、合計6000
調査結果の詳細は、
「バーバー」利用に関する意識・実態調査
https://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/data_barber2_20220531_ver2.pdf
タグ: バーバースタイル, バーバー利用調査, ホットペッパービューティーアカデミー