売上高471万円 先細る理容業界
Posted on | 3月 27, 2022 | No Comments
理容組合員の2021年の実態は、平均年齢66.8歳、男性:女性=84.4:15.6、、個人経営が94.5%を占める。
全国理容連合会が2022年3月に公表した『理容統計年報』55集(2021年調査)による。
組合店の令和2年度の売上高(営業収入、以下同)は、個人経営(n=1728)471.3万円、法人経営(n=75)1501.6万円だった。個人経営の売上高は初めて500万円の大台を割り込んだ。
主力メニューの総合調髪の料金は平成21年度以降、上昇傾向にあり令和2年度は3818円にまで値上がりしたが、客数の減少が響いた。
理容組合員がすべての理容店経営者ではないが、理容業界の全体像をおおむね表している。参入者は少なく理容店主の高齢化はすすみ、売上の減少が続いている。今後も高齢化による自然廃業、売上減による転廃業の増加が予想され、このままでは理容業の存続が危うい。
【調査概要】理容統計年報
調査名称:令和3年度理容業経営実態調査
調査対象:理容組合員5000人(回答数:1829票)
調査時期:2021年11月15日-12月6日
調査方法:郵送
タグ: 理容統計年報