皮膚内部を可視化するCTスキン 花王が開発
Posted on | 1月 21, 2022 | No Comments
CTスキャンならぬCTスキンが開発された。
開発した花王が2022年1月20日発表した。
CTスキャンといえば、体内の断層画像を視覚化する技術だが、CTスキン(CT-Skin)は肌を傷つけずに内部を可視化できる技術。同社独自のアルゴリズムと三次元(3D)化技術をJM-OCTに応用し、肌を切り取ることなく、今までよりもさらにリアルに肌内部を可視化したり、どのように変化したかを見ることができる。
CTスキンで肌の同じ部位を連続して撮影することで、動きのある様子を観察することも可能で、例えば、表皮に栄養を届ける毛細血管の血流が表皮直下でじわじわ高まるダイナミックな変化も見ることができる、という。
同社は、CT- Skinを用いて、個々の肌により合ったスキンケア提案や将来の肌状態予測などを行なうとともに、さらに皮膚科学研究や素材評価へも応用し、医薬部外品や化粧品開発の革新を目指す、としている。
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