「なぜ、はたらくのか─94歳・女性理容師の遺言─」 加藤寿賀・著 発刊
Posted on | 10月 22, 2010 | No Comments
生きるとは、死ぬとは、働くとは──。94歳まで現役で働き続けた女性理容師が遺した珠玉のことばが、2010年10月27日発行される。誰もが心を揺さぶられるはず‥‥
「なぜ、はたらくのか─94歳・女性理容師の遺言─」。加藤寿賀・著。
日本教育白書で対談したビートたけしも「うるさいばあさんの説教がたまには聞きたくなるんだよね」と絶賛、とか。
東京・新橋駅のガード下の、わずか6坪の理容店「バーバーホマレ」。1953年の開店以来、ハサミを握り続けた一人の女性理容師・加藤寿賀さん。関東大震災、東京大空襲をくぐりぬけ、女手ひとつで娘2人を育て、多くのお客さまに支えられ、人さまのため、家族のために働き続けてきた。
15歳で理容師修業を始めてから、94歳で亡くなるまで……。「なぜ、はたらくのか。それは“端を楽にさせる”ためなのです」「瞬間、瞬間を真剣勝負で生きなさい」「苦労のない人はいません。
それを態度に出すか出さないか、しょげちゃうか笑って過ごすか、その違いなのです」。生きるとは、死ぬとは、そして働くとは──。彼女の長い人生から生まれた、珠玉のことばたちが心に響きます。
【著者略歴】
加藤寿賀(かとう すが)
1915年、東京・京橋生まれ。関東大震災、東京大空襲を経験。15歳で女学校を自主退学して理髪店で修業。39年に結婚、日本橋馬喰町に「バーバー加藤」開店。45年終戦直後にご主人を亡くして以来、女手ひとつで二人の娘をハサミ一本で育てる。53年に新橋駅のガード下で理容店「バーバーホマレ」を開店。多くの常連さんに支えられ、2009年末までハサミを持ち続ける。2010年4月6日、心不全のため亡くなる。享年94歳。
書名◇なぜ、はたらくのか─94歳・女性理容師の遺言─
著者◇加藤寿賀
発売日◇2010年10月27日
定価◇1260円(税込み)
体裁◇四六判192ページ
ISBN◇978-4-07-274648-6
(ニュースリリース)
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