「脱毛男子」「美容男子」の時代
Posted on | 7月 11, 2021 | No Comments
美容センサス2021年上期(リクルート)が発表され、コロナ禍だった昨年のユーザー動向がある程度わかりました。結論をいえば、コロナ禍にも関わらずメンズの脱毛エステだけが増加、しかも大幅に増え、「脱毛男子」「美容男子」の時代到来といえそうです。
美容センサスでは、美容系サロンを理美容、ネイル、エステ、リラクゼーションなどの業種ごとに、1年間サロンを1回以上使用したユーザーの利用率と、年間の利用回数を調査しています。
コロナ禍では外出を控え、その人にとって「不要不急」なサービスは手控えられましたが、美容系サロンでも業種によって、手控え方が違います。
利用率と利用回数を乗じた実利用回数を2020年上期調査と比較すると、メンズの脱毛エステ以外はすべて減少しています(下表)。
男性は、ヘアを行う理美容店の減少率は低く、アイビューティの減少率が最大で30%になります。そんな中で脱毛エステだけが23%と急増しています。メンズ脱毛は大手エステサロンなどが積極的に宣伝していて、その効果があったのかもしれませんが、ここ数年来、美容に好感度な男性が増えている背景があるようです。メンズ用の化粧品も女性並に充実し、売れているといいます。
脱毛エステを行う男性は4.5%と少ないのですが、今後女性並みに10%程度まで増える可能性はありそうです。施術部位は「髭(ひげ)」が31.4%で最多です。シェービングは理容店の業務範囲です。令和の理容店は、美容ライト脱毛など法の範囲で可能な脱毛技術にチャレンジしてもいいようです。
タグ: メンズ脱毛, 理美容カフェ, 美容男子