ラ・パルレ 経営破綻
Posted on | 10月 6, 2010 | No Comments
エステティック業界で唯一上場しているラ・パルレは2010年10月5日、東京地裁に民事再生法の手続き開始の申し立てを行った。
同日、東京地裁より保全処分および監督命令が発令された。同社では新規スポンサーなどを探し、事業再建に向けた努力をしていく、としている。負債総額は27億円だが、増える可能性がある。
ラ・パルレは、平成21年4月に第三者割当増資で、実質的に日本振興銀行がメインバンクとなったが、平成22年9月10日に同銀行が破綻したため、新規融資が見込めなくなったことと、保有している日本振興銀行の普通株式(帳簿価格3億3500万円)を全額損失計上することになり、財務内容が急速に悪化した。
それ以前にも、平成20年3月に都から特定商取引違反で、都内17店舗に対する3ヶ月間の業務停止命令を受け売上げが大幅に減少していた。平成20年7月には高野友梨氏を引受人に20億5600万円の第三者割当増資などを行い経営基盤の立て直しを図っていたが、近年の不況下で業績を回復するには至らなかった。
創業は昭和53年。平成2年に株式会社アクティブとして法人化、平成11年ラ・パルレに商号を変更。平成14年に大阪証券取引所ヘラクレスに株式公開し、平成19年には全国で直営店を100店経営していた。
(情報/公的機関の公開情報による)
現在は50店舗、約300人の従業員。
店舗の営業は継続するとしているが、前受金営業をしており、店舗が閉鎖される場合は消費者被害が発生する可能性がある。
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