資生堂 ~心と肌に響く化粧の研究~
Posted on | 10月 10, 2020 | No Comments
化粧膜の物性が肌の柔軟感に影響
資生堂は名古屋大学との共同研究により、心理物理学的手法を用いて、肌表面の摩擦や弾性が、柔らかさやハリ感などの柔軟感に大きく関係していることを新たに見出した,to
2020年10月9日発表した。
心理物理学的手法とは、刺激の物理的な大きさに対して、ひとが感じた・感じないといった知覚や意識の特性を数量的に調べる手法。
肌の大部分を占める真皮のコラーゲンやエラスチン、皮下組織などの物性が肌の柔軟感に関わることは知られていたが、肌表面の物性と柔軟感の関係はあまり着目されていなかった。
資生堂は同社の強みである感性・心理研究とマテリアルサイエンス研究を融合させて、肌表面の物性と柔軟感の関係を発見。この発見は、お客さまに毎日化粧品を心地よく使っていただき、心健やかに過ごしていただくための重要な知見という。
資生堂は「今後も感性・心理研究を深めることで、製品の効果・効能の追究に加え、お客さまの心と肌に響いて満足いただける新たな価値の開発を行っていきます。」としている。
なお、同研究の成果の一部は、「The IEEE World Haptics Conference2019」(2019/7/9-12)、「第15回日本感性工学会春季大会」(2020/3/5-6)で発表した。
(情報/プレスリリース)
タグ: 化粧研究, 心理物理学, 資生堂