コロナ下での理美容学校、工夫して実習

Posted on | 8月 20, 2020 | No Comments

札幌ベルエポック美容専門学校の場合
コロナ下で多くの理美容学校は、ネットを使ってリモート授業で乗り切ったが、難しいのは実習授業。各校、いろいろ工夫をして実習授業を行ない、コロナを乗り越えた。学校法人滋慶学園札幌ベルエポック美容専門学校のコロナ対応を紹介する。（同校のレポート）

学校法人滋慶学園札幌ベルエポック美容専門学校（北海道札幌市中央区）は、今般の新型コロナウイルス影響下において、学校が取り組んだオンライン授業とウイルス感染防止対策について、講師と学生に聴き取りをしたうえで、成果や今後の課題について振り返りを行いました。

札幌ベルエポック美容専門学校は、緊急事態宣言 発令後の休校期間中、自宅での課題 学習を経て、道内の専門学校の中でもいち早くオンラインによる遠隔授業を開始しました。

オンライン授業では、科目によってシラバスを一部オンライン用に修正し、Zoomを使ったリアルタイムでの双方向授業を中心に、YouTubeやInstagramのライブ配信など活用。また、課題管理や質問対応には、Google Classr oomを使用するなど、それぞれのツールの特徴やユーザビリティを考慮し 授業の組み立てを行いました。同時に、PCやwifi端末などの機材準備、コンテンツ作成、講師の勉強会、接続リハーサルなどを進めていき、約1ヶ月弱の準備期間を経て、2020年 5月11日（月）から運用をスタートしました。

オンライン授業について、学生からは「通学時間が削られ、時間を有効活用できた。」「オンラインで使用する資料 は、通常の板書よりも見やすく分かりやすい。」といった 声が挙がる一方、実技についてはやはり対面授業の方が良い。」という専門学校特有の 実技科目について 遠隔で学ぶ難しさが指摘されました。

一方、講師は「最初はうまくできるか不安 があったが、学生たちの協力に助けられた。」と振り返り、「例えば台風などで外出が危険なときにも、オンライン 授業をうまく活用 できるのでは。」と、コロナ収束後 においても、新しい学びのスタイルとしてオンライン授業の可能性を示唆しました。

実技科目の多い専門学校 において、遠隔での実習授業は、教える側学ぶ側いずれにとっても難易度が高いというのが 現実です。また、授業コンテンツの拡充や通信回線速度の向上など、他にも改善すべき点はいくつかありますが、こうした課題をクリアしていくことで、オンライン授業はこれからの新しい教育スタイルの一つとして 確立する 可能性を感じました。

オンライン授業と合わせて、6月15日（月）からは分散登校を開始し、段階的に実技科目の対面授業を再開しました 。学校は、学生全員分のマスク（ 4,000 枚）、フェイスシールド（ 6 00 枚）、消毒液500本）を用意し、教室の換気や消毒はもちろん、机の間隔を十分にとりソーシャルディスタンスの確保を徹底 するなど、万全の体制で学生たちを迎えました。

7月13日（月）からは実技科目の全てを原則 対面授業で実施。今後は、国内の感染状況 を見ながら、学生や教職員の安全を最優先 にしつつ 、最終的に全科目で通常どおりの 授業に切り替えられるよ準備を進めます 。

順次再開した対面授業について、学生たちからは「学校が再開し、先生やクラスメイトに会えて嬉しい。学校に来ることで、勉強への意欲・モチベーションアップに繋がる。」とい った喜びの声が相次いで寄せられ、学校のウイルス感染防止対策についても「十分 な対策で、安心できる。」と評価されました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で国内の状況が日々変わる中、札幌ベルエポック美容専門学校は、学生たちの学びを止めないよう最良の方法を模索し、スピード感をもって取り組んでまいりました。

このような非常事態においても、必死に学ぼうとする学生たちの努力が必ず形となり報 われるよう、これからも夢の実現に向かって最大限のサポートに取り組んでまいります。

（情報／プレスリリース）

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