女性の美容室利用率85%で微減
Posted on | 6月 12, 2020 | No Comments
美容センサス2020年上期
「ホットペッパービューティーアカデミー」(リクルートライフスタイル)が2020年6月11日に発表した「美容センサス2020年上期」によると、美容室をこの1年間に利用した女性は85%(小数点以下、四捨五入、以下同)だった。調査以来86%前後で推移しているが、3年前には87%、前年は86%と微減傾向にある。
利用率は、各年代とも微減しているが、40代と50代が2ポイントを超えて落ち込んだ。
これまでに美容室を利用した経験のある女性は94%だった。女性の6%は一度も美容室に行ったことがないことになる。この利用経験率も微減傾向にある。
年齢別では、15歳-19歳女性の利用率は前より4%減少し80%と他の年齢層に比べ際立って低い。利用経験率も86%と低い。他の層は大きな差はないが、20代と30代が86%で平均より1%多い。
美容系サロンの中でも美容室の利用率は群を抜いて高く、美容室の利用は女性のに定着している。
他の美容系サロンの女性の利用率と利用経験率は
アイビューティサロン:利用率8%、利用経験率16%
ネイルサロン:10%、24%
エステサロン(脱毛以外):9%、27%
エステサロン(脱毛):10%、26%
リラクゼーションサロン(着衣):16%、34%
リラクゼーションサロン(脱衣):7%、20%
になる。
美容室は利用率は高さは、市場規模の大きさにつながる。市場規模は、利用率×年間の来店比回数×1回あたりの支払金額で、概算が算出できるが、美容サロン市場が他の美容系サロンを圧倒しているのは、利用率の高さにある。
もっとも、利用率が高くなり生活費需品的になれば、料金面での競争がおこり、客単価は低くなる傾向がある。この結果、1サロン当たり、1技術者当たりの売上は、他の美容系サロンより低い。
また美容室以外の美容系サロンは、利用経験率と利用率の数値から、経験したものの何かの理由で止めてしまう女性が多いことがわかる。継続して利用する人が増えれば、市場規模は拡大する。
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