高単価客の比率はほぼ横バイ
Posted on | 12月 12, 2019 | No Comments
高料金を払う顧客(高単価客)はその人数比はほぼ横バイだが、年間の利用回数は微減しているもの、他の客層よりは減り幅は小さいことなどがわかった。
ホットペッパービューティーアカデミーが、2013~2019年美容センサス上期調査から、女性におけるサロン高単価層の利用の変化を分析し、「美容センサス 高単価ユーザ[美容室][ネイルサロン][エステサロン]」として2019年12月9日発表した。
美容室は客単価1万円以上支払う客を高単価層として分析、他は8千円以上。
「美容センサス 高単価ユーザ[美容室][ネイルサロン][エステサロン]」から、美容室とネイルサロンの主なサマリーを。
美容室の高単価客は一般客に比べ、トリートメントの施術が多い(出典:ホットペッパービューティーアカデミー)
[美容室]
女性20~64歳利用者における高単価(1万円超)層シェアは、横ばい推移(2013年14.6%→2019年15.1%)。
高単価層のサロン年間利用回数は、減少傾向(2013年4.97回→2019年4.67回)だが、一般層(同5.09回→4.37回)に比べ利用回数の落ち込み幅は小さい。
高単価層で利用率が増加傾向が顕著なサロンメニューは「トリートメント」(2013年39.9%→2019年67.4%)。F1~F2層を中心に利用率が上昇。
⁃2019年の利用率を一般層と比較すると、「カラー」「パーマ」「縮毛矯正・ストレート」「ヘッドスパ・クリームバス」「トリートメント」の利用率が顕著に高い。
自宅ケアで高単価層の実施が増加しているのは「ヘアトリートメント(洗い流すタイプ、ヘアパックなど集中トリートメント)」(2013年64.5%→2019年71.5%)。
ネイルサロンの高単価客は一般客に比べ、ハンド:スカルプケアの施術が多い(出典:ホットペッパービューティーアカデミー)
[ネイルサロン]
女性20~49歳利用者における高単価(8千円超)層シェアは、2015年に増加したが以降は減少。2019年は2013年と同程度(2013年14.8%→2019年14.1%)。
高単価層のサロン年間利用回数は、減少傾向(2013年6.10回→2019年5.26回)だが、一般層(同5.38回→4.51回)に比べ利用回数の落ち込み幅は小さい。
高単価層で利用率の増加傾向が顕著なサロンメニューは「ハンド:スカルプ(ケア含む)(2013年13.3%→2019年30.4%)。
⁃2019年の利用率を一般層と比較すると、「ハンド:スカルプ(ケア含む)」の利用率が顕著に高い。
自宅ケアで高単価層の実施が増加しているのは「ネイルクリームやネイルオイルなど、爪や指先専用のケア」(2013年48.9%→2019年53.6%)。
エステサロンでは、[フェイシャル]、[ボディー/痩身]、[脱毛]のカテゴリーで高単価層の動向を分析している。
詳細は
http://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2019/12/census_tsuika_20191209.pdf
タグ: ホットペッパービューティーアカデミー, ロイヤルカスタマー, 美容センサス