4月の理美容サービス支出 40%減少
Posted on | 6月 7, 2020 | No Comments
「家計調査」前年同月比
総務省が12020年6月5日発表した「家計調査」(二人以上の世帯)によると、4月の理美容サービス支出は前年同月比マイナス40%と大幅に減少した。消費支出全体のマイナス巾は11%なので、理美容サービスの落ち込みは、旅館・ホテル、飲食ほどではないにしろ、他の支出項目なかでも大きい。
コロナの影響が出始めた3月はマイナス15%だった。
「家計調査」の「理美容サービス」のうち「温泉・銭湯入浴料」を除いた、理髪料、パーマネント代、カット代、他の理美容代を合計して計算した。「他の理美容代」にはエステティックも含まれている。また細目の表記にはないが、ネイルやまつ毛エクステンションなどが含まれているものと推測される。
「理美容サービス」(「温泉・銭湯入浴料」を除く)のうち理髪料とパーマネント代は長期的に縮小傾向にあるが、近年「他の理美容代」の伸長が著しく、2019年には59%を占めるまでに成長している(上のグラフ/2019年年次ベース)。
「他の理美容代」には、理美容店のヘアカラーリング代やセット代、着付代などが含まれ、理美容サロン、それ以外のエステティックサロン、ネイルサロンなどと明確に区分できないので、あくまでも推定値になるが、理美容サロン業界のマイナスは37%ほど、理美容店以外の美容系サロンの落ち込みは43%程度で、理美容店以外の落ち込みがやや大きいものと推測している。
なお、理髪料、パーマネント代、カット代、他の理美容代の細目の数値については、既報。
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タグ: 家計調査, 新型コロナウイルス