『あとを継ぐひと』
Posted on | 6月 7, 2020 | No Comments
『あとを継ぐひと』(田中兆子・著)。親の家業を継ぐ人たちを描いた短編小説集。その一話の舞台が、客の入らない理容店。
オサダ理容店の店主、哲治は、息子が幼いころに離婚。息子の誠を男手ひとつで育ててきた。誠は高校を卒業すると相撲部屋に入門するが、怪我で引退。すぐには家に帰らず、介護の仕事に就く。その息子が二十九歳になったとき、三年ぶりに哲治の理容店に帰ってくる。
その後、父と息子が暮らすなかから、離婚の理由、近所とのつきあいなどが描かれる。
『あとを継ぐひと』
版元:光文社
2020年4月22日発売
定価(本体1,600円+税)
ISBN 978-4-334-91343-4
光文社のサイト、アマゾンなどから購入できる
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