過疎の町の人間模様を描いた「向田理髪店」
Posted on | 5月 15, 2016 | No Comments
人口流出が止まらない北海道の過疎の町で、理容店を営む向田康彦(53歳)の周囲で巻き起こる騒動を描いた小説が2016年4月16日発売された。「向田理髪店」(奥田英朗著、光文社)。
こんな身内の話を軸に過疎の町内で起こる、「異国の花嫁がやって来て、町民は大歓迎だが、、、」「町に久々のスナックが新規開店、妖艶なママにオヤジ連中は?」「映画のロケ地になり、全町民大興奮。だけど…」「地元出身の若者が全国指名手配犯に! まさか」などなど濃厚な騒動を織り交ぜて描いた小説。
衰退する町、衰退する産業、そんな中で、たくましく濃密な人間模様が賑々しく繰り広げられる。
全国の書店で発売中。
1500円(税別)
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