休眠理美容師の45%が復職意向
Posted on | 10月 18, 2019 | No Comments
理美容業界の人材不足を解消するには休眠理美容師の活用があるが、休眠理美容師の約45%と半数近くが復職の意向がある。ホットペッパービューティーアカデミー(リクルートライフスタイル)の調査による。
理美容サロンに半年以上勤め、離職後1年以上経過した理美容師を対象に調査したもので、現在、「無職」と「他業に就業中」などに分けて調査している。
休眠理美容師のうち、「他業に就業中」25%、「無職」21%の人が復職の意向があり、「無職」「就業中」で大きな差はない。また復職意向のある理美容師は「条件次第で」が38%を占め、やはり復職は労働条件次第になる。
労働条件で注目しているのは、「就業中の人」は、収入、勤務時間、職場の雰囲気、「無職」の人は仕事とプライベートの両立、勤務時間、職場の雰囲気がそれぞれベスト3(複数回答)。無職の人は、「壽」退社した女性理美容師さんが多いのかもしれない。
一方、復職を果たした理美容師に就職先の労働環境について質問したところ、給与がいい、労働時間が適切である、休暇がとりやすいがベスト3で、給与と労働時間が復職の決め手になっているのがわかる。
復職先の希望サロンについては、「一般的なサロン」が過半数を占め、2位に「トータルビューティーサロン」となっているが、実際に復職した就職先サロンは「一般的なサロン」が61%を占めたものの2位はカットに特化した業態サロンとなっている。
ちなみに復職したい理由は「理美容の仕事が好きだから」が他に差を付けてのトップだった。復職を希望しない人の理由は、「やりがいが感じられない」などと精神面での理由が強く反映している。
調査結果(「休眠美容師調査報告書」)は
http://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2019/10/kyumin_summary_20170322.pdf
【調査概要】
調査手法:インターネット
調査対象
予備調査:全国20~59歳男女、美容師または理容師免許を保有、ヘアサロン勤務経験が半年以上の条件該当者
本調査:679人(ヘアサロン勤務を辞めてから1年以上、※SCRでの出現率をもとにウェイトバックを実施)
調査時期
予備調査:2017年2月22日~2017年2月28日
本調査:2017年2月27日~2017年3月2日
タグ: 休眠理美容師, 休眠美容師, 復職