『年収1億円になるためのノート』 フリーランス美容師に役立つ本
Posted on | 10月 15, 2019 | No Comments
帯に「コンビニ店員から5億円稼いだ方法」とあるように投資をテーマにした書籍だが、起業の心構えと稼ぎ方の要領はフリーランス美容師を目指す人の参考になる。
理美容業界に入った人で理美容の仕事が嫌いな人はいない。みんな美容の仕事が大好きだが、やむを得ず転業してしまう人が多い。離職率は他業に比べ高いのが理美容業界だ。
そもそも理美容師さんのなかには、仕事は大好きだが、経営は不向きという人がいる。そんな理美容師さんにとって、いまフリーランス美容師という選択肢がある。その背景には、
SNSとシェアサロンの普及がある。
独立に際しては集客が最大の課題だが、SNSで情報発信することで集客が可能になった。理美容の仕事は2年間も学校で学べはできる。まして数年サロンで働けば十分だ。やる気があれば理美容学校在学中から、SNSで情報を発信してファンを作ることも可能になったのが21世だ。
フリーランスといっても面貸しや業務委託は契約した場所に縛られるが、シェアサロンを活用すれば、場所に縛られることはない。まさにフリーだ。地方在住の理美容師さんがSNSでつながった東京の複数のファン客を施術しに月何回か上京して仕事をする。そんなことも可能になった。
地域への密着性が強いとされてきた理美容の仕事だが、フリーランス美容師はこの常識を打ち破る働き方といえる。理美容業界を革命的に変える可能性がある。
本書は投資の話なので、元手となる資金の調達が一つのハードルだが、理美容師さんはすでに国家資格という元手がある。この元手を活用しない手はない。
サロン企業として起業を目指す人は『ヘアサロン経営プロジェクト』(三浦丈英THEATER代表)、フリーランス美容師として企業を目指すなら、本書『年収1億円になるためのノート』が参考になる。
『年収1億円になるためのノート』
版元:WAVE出版
A5判、152ページ
定価:1300円(税別)
タグ: BOOK, フリーランス美容師, 本の紹介