理美容サロンの2019トレンドは「サロ友」

Posted on | 12月 17, 2018 | No Comments

来年の理美容サロンのトレンドは「サロ友」（さろとも）。リクルートが2019年の動向をキーワードとともに予測する「2019年のトレンド予測」発表会が2018年12月17日行われ、美容領域は、人と人との出会いの場でもあるサロンの特性をいかす「サロ友」に。来年も厳しい経営状況が予測される理美容業界にとって、リピート客の囲い込みが重要になることを踏まえ提言した。

理美容サロンは、むかしから何かと人が集まる場所だったが、近年SNSの普及とともに、同地域、同趣味の人とつながりたい、という意識が強まってきたこともあり、理美容サロンの特性が再認識されたようだ。

リクルートは「サロ友」を「ご近所タイプ」と「趣味タイプ」にわけ、いくつかの実例店を紹介。
「ご近所タイプ」では、ビールを飲みつつ客同士の会話がはずむ「T:Luck」（東京・下北沢）、ご近所さんを集めて飲み会を開く「Cream」（福島）、「趣味タイプ」では、自転車好きが集まる「CRANK」（大阪）、本格的なバーラウンジを併設した「MERICAN BARBARSHOP FUKUOKA」（福岡）、電車マニアが集まる「BB.つばめ」、『ゆめかわ』系好きが集まる「Candye Syrup」（東京・原宿）などなど。

ひとむかし前にも、阪神ファンが集まる理容店や釣り好きやゴルフ好きなど、さまざまな趣味や同好者の集会所的な存在でもあった理美容店だが、その21世紀版の「サロ友」といえる。

「2019年のトレンド予測」発表会、リクルート社の年末恒例イベントで、美容領域は千葉智之「ホットペッパービューティーアカデミー」アカデミー長がプレゼンした。このほか飲食、住まい、自動車、リクルート（新卒、中途、アルバイト・パート、派遣）のリクルート社が事業展開する各領域で発表があり、同日夕方のNHK番組はじめ、民放各局が紹介した。


大勢のメディア関係者が詰めかけた「2019年のトレンド予測」発表会。美容領域のトレンドを発表する千葉智之「ホットペッパービューティーアカデミー」アカデミー長

なお、これまでの美容領域のキーワードは、
2012年：清潔男子化が進み「綺麗男」（キレオ）
2013年：娘と一緒にママもきれいになりたい「ままも族」
2014年：賢く効果的にきれいに「サク美」
2015年：身だしなみ社会を生き抜く「サバ美ーマン」
2016年：増加する訪日外国人を見込んで「美ンバウンド」
2017年：男性客の新たな需要を掘り起こす「バーバー新時代」
2018年：規制が緩和された出張理美容を踏まえ「来るスマ美容師」
2019年：人と人とを結び付けるサロンで「サロ友」

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