「来るスマ美容師」が2018年トレンドキーワード
Posted on | 12月 12, 2017 | No Comments
美容領域の2018年トレンドのキーワードは「来るスマ美容師」。リクルートホールディングスは2017年12月12日、来年の美容領域のトレンド予想を発表した。「来るスマ美容師」とは、高齢者のもとへ「スマイルを届けに来る美容師」が増加の兆し!を予想したもの。
同社は、2017年「バーバー新時代」、2016年「美(び)ンバウンド」を予想、来年は、高齢者のもとへ「スマイルを届けに来る美容師」が増加の兆し! を予想し、「来るスマ美容師」をトレンドキーワードにした。「来るスマ美容師」には、「スマイル」のほかに「カリスマ」もかけている。
同社では、
2018年は介護保険制度改正、介護報酬改定の年であり、高齢者向けの美容・健康など、関連サービスにも新しい動きが予想されている。美容業界においてはサロン数が増え続け、人口減少とともに競争が激化。また若手美容師の働く意義や、ママ美容師の働き方が多様化するなど変化もでてきている。そのようななかで、美容室に行くのが困難な高齢者のもとへ「スマイルを届けに来てくれる美容師」が増加の兆し。
としている。
また、背景として
1)高齢社会の加速:人口が減る一方で、高齢化率は上昇。2025年に団塊世代が後期高齢者となり、2035年には人口の約3人に1人が65歳以上の時代へ突入する。それに伴い、美容室へ行くのが困難となる「要支援」「要介護」認定を受ける高齢者も年々増加。高齢者向けのサービスにますます注目が集まる可能性がある。
2)美容意識の高い高齢者の増加:60代後半~70代前半の高齢者は、10~20代の頃から流行のファッション(ミニスカートやパンタロンなど)を取り入れ、おしゃれを楽しんできた世代。いくつになっても見だしなみに気をつけていたいと答えた高齢者が85%、元気でいるためには美容も大切であるという高齢者が約70%。
を上げている。
「来るスマ美容師」は、高齢者を対象にした出張理美容のことで、これまで限定的だった出張理美容の範囲が拡大されたこともあり、理美容業界でも需要の拡大が期待されている。
なお、美容領域以外の2018年トレンド予測キーワードは次の通り。
アルバイト・パート領域 「年功助力」
人材派遣領域 「熟戦力」
社会人学習領域 「まなミドル」
人材マネジメント領域 「ボス充」
飲食領域 「ピット飲食」
婚活領域 「お見せ合い婚」
住まい領域 「育住近接」
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