南登美子さんが今年も斎王代の髪結を担当
Posted on | 5月 16, 2018 | No Comments
七月の祇園祭、十月の時代まつりと並び、京都三大祭りの一つとされている葵祭が2018年5月15日京都市内で行われ、今年も地元の有職美容師、南登美子さんがヒロイン・斎王代の髪結や着付けを担当した。
地元メディアは、母親についで第63代の斎王代に選ばれた坂下志保さんに注目が集まっているが、南登美子さんも90歳の最高齢者として話題になっている。
南登美子さんといえば京都で3代続く古式の髪結を行う有職美容師として知られている。初代の南じうさんが明治22年に16歳で京都で髪結をはじめ、2代目ちゑさん、登美子さんと続く。
登美子さん、斎王代の坂下志保さんの母、美保さんの髪結と着付けも担当している。
今年、骨折して4月までの2カ月間入院していたが、「葵祭に間に合うように退院できてよかった」と安堵。そして「私の代わりができるように後継者に技術を伝えていきたい」と語っている、という。
写真は、平安時代の「垂髪」に「日陰の糸」と呼ばれる白い糸状の髪飾りを垂らす髪型で、十二単をまとう斎王代の坂下志保さん。
(情報/一般メディア)
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