抗がん剤による脱毛防止製品の製造販売へ
Posted on | 12月 18, 2017 | No Comments
アデランスがCSRの一環として
総合毛髪企業のアデランスは2017年12月14日、抗がん剤による脱毛の抑制効果が期待される「新規αリポ酸誘導体」を配合した製品の製造及び販売権に関する契約を大分大学と締結した。
大分大学とアデランスは、抗がん剤治療の副作用である脱毛の予防に関して、2013年11月18日に共同研究の契約を締結し、産学連携のプロジェクトをスタートした。抗がん剤の副作用による脱毛に関して悩まれる患者が多い中、同大学医学部は、世界で初めて「新規αリポ酸誘導体」の抗がん剤脱毛の抑制効果をラットを用いた基礎研究で報告している。
共同研究では、乳癌患者を対象とした臨床研究を行ない、今回の締結式では、100名以上の乳癌患者を対象に行った臨床研究結果について発表を行なった。
アデランスは今回の契約締結について、同社がすすめるCSR(企業の社会的責任)の一環として行ったとしている。
なお、アデランスは、医療機関への理美容サロンの出店や、毛髪再生企業ボズレー(米国)を買収するなど積極的に医療分野への進出を図っている。
(情報/ニュースリリース)
タグ: αリポ酸誘導体, アデランス, 脱毛